選択肢は2つ

2001年11月24日
朝から親戚が集まる。
甥もいてうれしいのだけれど
やるべきことが山積みの今は
すごいストレス。
今は旦那と私は本当に大変なときで
お願いだからこの家を使わないで、とあれほど両親に頼んでおいたのに。
願いはむなしく、この家は一日中(結果的には明日の朝まで)占領されることになった。

一応この家を取りしきる主婦なので
やはり親戚でも気を使う。
母は孫がいるとそっちにかかりっきりになるので
全ての作業は私の役割になる。

あまりに片づけやら食器あらいやら色々な準備に追われるので
思いきって出かけてしまった。
今日は研究会。
すごく聞きたい研究があったのだが、客が来るからと行くのを諦めていた。
でも今日一日を何とか意味のあるものにしたくて
出かけた。

やはり研究会に出席して正解だった。
世界的に活躍している女性研究者の発表だったのだが
色んな面でものすごく刺激を受ける。
ついでに久々に会った指導教官に「年明けから博論かけるわよね」と言われるというおまけ付き。
もう興奮しまくった私は
帰りの電車の中で研究に関して次々と色んな計画を練る。
家に帰ったらあれもこれもやりたい!
と意欲満々で帰った。

・・・だが。
親戚の方々は、もうすでに出来上がっていて
そうとうにぎやかに飲んでいる。
そしてこのままこの家に泊まって行くという。

・・・・・。
信じられない。最悪の事態。
でも客をもてなす側としてはできるだけのことはしたいと思い
色々と準備をする。

結局これだけの人が寝る部屋を空けるため
私と旦那はネコの部屋で寝る。
ネコの泣き声で客が起きないように気を使い、
甥の夜泣きに起こされ、
旦那と一つの布団なのではみ出て寒いし、
辛い夜だった。

結局、治りかけていた風邪をぶり返して
接待は終わった。

もう限界かもしれない。
私は90%の力を出して博論を書きたい(10%は旦那のために残しておいて)。
そのためには、こういう付き合いも、両親も
犠牲にして行かなければまず無理である。
両親は、こんな結果になっても、どれだけ訴えても
この家に来たいというのだから。

でも仕方ないと思う。
これは私個人の事情であって
それを分かってもらうのは
両親にだって旦那にだって無理である。
だって私じゃないのだから。
分かってもらおうとすること自体、甘えであると思う。

そこそこの博論を書いて余力を残し、付き合いにあてるか
付き合いは犠牲にして思いきり博論を書くか。

もう選択肢は2つしかなくなってしまった。
あとは私が決めるだけ。

コメント

me

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索