叫びは消えた

2001年11月25日
いやだ、いやだ。
そんなことばかり思っている。
そんなことばかり思っている自分がいやだと思っている。

まあ客観的に見て私は我侭なのかもしれない。
というより我慢が足りないのかもしれない。

結婚した時も
それまでのように自分の100%を研究につぎ込みたくて
でもそうはいかない状況にかなりストレスを感じたっけ。
旦那ともよくケンカした。

でも、それがしばらく続いた後
結婚は自分で選んだ道なんだから、10%は旦那に振り分けよう、
と自分を納得させた。
今は、それでうまくバランスがとれていて
研究も家庭も、っていうのが何とかできているじゃないか、という所まで来ていた。

すると今度はうちの両親という障害が。
私は長女だし責任がある。
年々歳を重ねる両親をいたわりたいという気持ちもある。

でも今はまだまだ元気なんだし、
私達は今ちょうど勝負時なんだし
今からたった1年、放っておいてくれと言うのは
自分の親なんだしわかってもらえると思っていた。

でもいくら言っても伝わらない。
明日両親は帰っていくが
また1ヶ月後来るという。
2週間ほど滞在して行くと言う。
年末は忙しいから、来るならぎりぎりになってから来て、
と譲歩しても
それも受け入れてもらえない。
もう分かってもらおうと努力することにも疲れてしまった。

確かに大学院の博士過程にまでやってくれた両親には大きな恩がある。
でも私は色んな制約の中で頑張ってきたつもり。
小学校から大学院まで全部国公立。
中学受験をする時も私立は諦めた。
大学受験の時も、浪人はダメ、通える所じゃないとダメ、国立じゃないとダメ、でも(親が親戚や友人に自慢できるような)いい所に行って欲しい。

その中では、精一杯のことはやってきたと思う。
結局大学まで毎日往復3時間半の道を通い尽くしたし。

そして結婚してからも、なるべく近くに居ろ、
それだけじゃなくて自分達の都合でこっちに来るのを全部受け入れろ。
それも、なるべく適えてあげようと努力した。
旦那も、往復4時間の距離を通勤してくれている。
でも、それに対する感謝も感じられない。

そりゃ、博論書いた後なら、何とか努力するよ。
研究からもう10%割いてもいい。
でも、今だけは、この1年だけは。
研究者としての将来が今決まるのだから・・・!

・・・でもその叫びはもう消えてしまった。
説得は諦めた。
私達は、近いうち引っ越すことになるだろう。

私達の新しい生活が始まる。
今は、それに対する希望で、何とか心を盛り立てていよう。
とりあえず、目の前の山のような仕事をこなさなきゃいけないんだから。

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