夫婦なんて。

父が来た。
お酒買って、海鮮鍋作って、肉じゃが作って、肉味噌大根作って。
今日は早く帰れた旦那と3人でひたすらしゃべる。

もしかして、この家を出て行くことになるかもしれない、とついに言った。
そりゃ、しょうがないよ、気にしないで、と言われた。

よかった。
でも、ここまでは予想通り。
サラリーマンとして40年間頑張ってきて、今なお現役でいる父には、まず分かってもらえると思っていた。
というより普通に話ができる。

それができないのが、わが母。
すぐ「そんなに私が邪魔なの！？」と言い出し、
そこから抜け出せなくなる。
父も「ママが何言い出しても止められないよ」なんて早々に言ってる。
もう・・・ちゃんと止めてよ。

しかし、それよりびっくりしたのが、父が約30年間連れ添った母の性格を全く分かっていないこと。
娘の私の方が、ずっと正確に認識してる。
きっと母は、寂しがりやでもし父が死んだら一人で生きていけないから、きっと私達に頼るだろうと言ったら、
「何いってんの、社交的だからきっと喜んで老人ホームに入るよ」だって。
おいおい・・・それはまずないだろう。

まあ、この夫婦はどっちもどっちだな、と思った。
パパは全然分かってくれない、という母の言い分ももっとも。
それでも仲良く連れ添ってんだから、夫婦なんてそんなもんなのかしれない。
ちょっとおもしろいなと思った。