80年代のプリプリ

たまたま見つけのだ！プリンセスプリンセス。
Yahoo動画で、今80年代＆90年代音楽特集ってのをやっていて
1988年のライブが見られるのだ。

プリプリといったらもう、もう我々30代の女性たちの青春だよ。
間違いなく。特に中学・高校時代あたりかな？

19GROWING UPから始まり、世界でいちばん熱い夏、などなど。
ああ全部歌える〜！ちょうどレコードに替わりCDが出始めた頃で、
お小遣いで買って、毎日飽きるほど聞いたからね。
こっそり一人で、ピアノで弾き語りなんてしちゃってたからねー。

それにしても、自分でもかなり不思議、というか驚きだったのが
プリプリを聞いても、生起する感情はかなりポジティブ寄りだということだ。
プリプリを聞いて思い出すのは中学生時代だけれど
その頃は、私の人生の中でもっともネガティブ側に針がふれていた時期のハズなのだけれど。
その証拠に、逃避として没入していた部活動以外には
きれいさっぱり、記憶がなかったのだ。もちろんクラスメートの名前さえ。

受験して入った国立大学附属中学を、父親の転勤のため入学後3ヶ月で転校して、
中学1年の夏から通い始めた田舎の地元中学が
とんでもなくひどかった。まあ言ってみれば底辺だね。
教師をやっていなかったら犯罪者だっただろうねというような人間たちと
（実際に女子生徒と関係を持ち「犯罪」を犯していた者もいたけど）
ありえないくらいの陰湿ないじめに加担することで
懸命に集団の一員というアイデンティティを保とうとする生徒たち。
そしてその集団に固執していた自分は
間違いなく存在する意味のない存在だとしかと思えなかった。

・・・完全にそんな記憶で彩られていたのだけれど。
でも本当は、そんな時代にも毎日の些細なポジティブなことは、
結構ちゃんと積み重ねていたんだなあってことに気付いた。
何といっても、今と違って親友がいたし。
毎日交換日記をしたり、授業中手紙交換したりしてね。
好きな野球部の先輩に第二ボタンももらったよなあ。
学年一の不良グループ（なつかしい響き・・・）たちと
仲良く体育の創作ダンスをプリプリで踊ったりしたしね。

ってなことを、不意に思い出して、
私の記憶の中でもっとも黒ずんでいる中学時代も
実は結構悪くないのだから
私のコレまでの人生は、まあまあなかもな、という気がしてきたのだった。