執筆

2006年11月30日 お仕事
前職にいた終わり頃から,執筆の話がよく入るようになった。
テキスト,一般向けの啓蒙書,専門書,ハンドブック,辞典の項目,など。

書くのは好きなので,執筆の話をいただけるのは本当にうれしい。
何より,書くための情報収集,そのテーマの背後にある構造に関する深い思考力,どうやって書けば伝わるかを考え抜いた後の文章力など,書きあがるまでのプロセスにおいて得るものが大きい。

それに,業績としても大きいようなのだ。以前は,就職とか転職とか教授昇進における業績カウントで,単著のみがカウントされると思っていた。実際今の職をゲットするときには,単著があったことが大きかった。でも最近教授会で様々な人事を耳にしたところによると,分担執筆も結構大きなカウントになるようなのだ。
こうなりゃ,来るものは拒まずで,何でも書いてやる!

昨年度執筆した本が,出版されて手元に届き始めた。校正の段階で仕上がりの感じは分かっていたけれど,本という形になってみると,やっぱり感慨深い。
でも前職ではあまりに仕事がいつも切羽詰っていたのと,本来の専門から遠ざかっていて頭が悪くなっていたのとで,全力投球できていた訳じゃないなあ,と,今仕上がった本を改めて読んでみて思う。
「もっとこうすりゃよかった」という箇所がいくつか見つかって,いまさらなんだけど,これが残るんだよなーと思うとちょっとくやしい。

今年度に入って,啓蒙書の1章分を書いた。これは,これから校正なので,手を入れる余地あり。
あとは,今年度末までに,ハンドブック。かなり自分の研究領域に近いテーマなので,楽しみだ。今日からEndNoteで検索して,もう一度文献レビューをする予定。今度こそ全力投球しよう。

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